alexの英語史
alexは幸い中学時代から英語好き(中1の英語の先生は大っキライ)でしたが、「ブリジット・ジョーンズの日記」でコリンにどっぷりはまった時に、「あぁ、英語力が欲しい!」と切実に思いました。だって、字幕がなければ何も分からないんですもの・・・。英語に堪能な方が「この台詞は○○というウラの意味が〜」とか「△△という単語には■■という意味を含んでるから〜」とかじっくり解説してくださるのを読む度に、「英語が分かれば字幕にでてこないいろんな意味が分かるのねっ!」と解説してくださる方に羨望の眼差しを注いでいました。
そして、本気で英語力の必要性を痛感したのは、「The Lord of the Rings:Fellowship of the Ring(指輪物語:旅の仲間達)」を観た時でした。原作を知らず、話題だったので試写会に行ってみたはいいものの、T女史の字幕を頭から信じ、ボロミアは「うそつき」だと思い込んでしまったのです。DVDが出てから実はフロドは「You're not yourself!」と叫んでいただけだと知った時の衝撃はそれはもう・・・・。ガオ〜ッ
この時に強く思いました。せめて半分は聞き取れるようになろう。字幕なしでも70%くらい分かるようになりたい。いつか仕事で使えるようにもなりたい。(←欲望は果てしなく成長する)
2001年冬、日本での公開が終了する頃に「ブリジット・ジョーンズの日記」US/UK版DVDが発売されることを知ったalexは、Amazonデビュー・リーフリデッキ&NTSC/PAL対応TVの購入・ロンドン旅行と雪崩れ込み、海外Amazonでの初めてのお買い物が成功したのに気をよくして次々と日本未発売DVDを注文し続けました。まずコリン、そしてLOTRでショーン、ショーン目当てのリベリオンでクリスチャンにはまり、ムーラン・ルージュでユアンに。LOTR「二つの塔」でデイヴィッド・ウェナムにはまってオーストラリアHMVにも進出。ティル・シュヴァイガーがお気に入りに追加されたことで、数年内にきっと独Amazonにも手を出すんじゃないかという確信が(苦笑)
実はalexは英文法が大の苦手でした。日本人のタイプは「文法OK、リスニングNG」とよく言われますが、NHKラジオ「基礎英語」〜「英会話」を中高6年間聞いていたalexは全くの逆で「リスニングOK、文法NG」だったのです。リスニングOKと言っても文法よりマシ、というだけですが・・・(笑)「BJD」を知った2001年冬、alexのTOEICスコアは600ちょっとでした。内訳は「リスニング300点ちょっと、文法200点ちょっと=600ちょっと」。リスニング70%・文法50%の理解度で、二つのスコアには100点の差がありました。「これで文法があともうちょっと上がれば・・・」とスコア表を見ては嘆いたものです。
海外版DVDをひたすら観まくり、リベリオンにハマって海外サイトからの情報収集を行うことで英語に触れ続けたその2年半後、alexのTOEICスコアは800目前になっていました。会社の資格取得支援制度で、TOEICが700以上取れたら5万円というのがあり、ちょっくら狙ってみようと思って受験。約150ほどアップした結果を見てかなりビックリしました(^_^; と言うのも、これと言ってTOEIC対策をしたわけではなく、直前にちょっと文法の問題集とにらめっこしただけだったので。
リスニング60%・文法40%→リスニング90%・文法60% まで上がっていました。リスニング力のアップは当然映画DVD鑑賞の成果でしょう!そして直前に問題集を解いたとは言え、文法がアップしたのもやっぱり映画DVD鑑賞が大きな要因だと思います。「現在完了形(have+過去動詞)」が苦手だったalex。大過去・過去、完了・継続・付帯と言われてもピンと来ず....。would could may mightなどの助動詞も、学校で習った「canの過去形」「willの過去形」「mayは許可」なんていう、その程度の使い方しか分からず。でもある日、目からウロコが落ちました。
“I may have come at a bad time?”「タイミングが悪かった?」というマークの台詞(ブリジット・ジョーンズの日記)。
この台詞で断片だった文法知識が線になって繋がったのです。「(30%程度の)〜かもしれない」のmay、「have come」で「来た」、「at a bad time」悪い時に。特別な台詞ではありませんが、may have comeなんて「はぁ??」だったのに、マークの顔とあのシチュエーションと「悪い時に来たかもしれない?」と言うこの台詞だと「こう使うのかっ!」「そういう意味かっ!」と納得。
なんだかものすごい発見をしたみたいで、めちゃくちゃ嬉しかったです。会話では助動詞はバンバン使われるし、それぞれうニュアンスを持っているしで、分かると分からないとでは大違い。助動詞に注目して字幕を見るようになったら、字幕に出てこないものもなんとなく想像できるような気に。最初は一枚しか剥がれなかったウロコも、DVDの鑑賞回数や本数が増えるにつれてボロボロと落ちていくようになりました。
文法の中でも、alexがなかなか攻略できなかったのが前置詞・冠詞です。母国語としている人たちは日本語の「てにをは」くらいの感覚で使いこなしているように見えるけれど、論理的に説明されてもいまいちピンとこないシロモノ。aなのかtheなのか、そもそもいるのかいらないのか。inなのかonなのか、withなのかbyなのか。覚えるにも限界がある・・・
でも、「文法」としてよりも「英語の考え方」「モノの捕らえ方」「空間認知の仕方」など、「英語の感覚」というものを勉強したらそれらの疑問も徐々に氷解していきました。未だによく間違えますし、分からずに悶々と悩むことも日常茶飯事ですが、「その前に一度出てきた単語だからthe」などという紋切り型ではなく、「一つに限定されるからthe」という英語の感覚はかなり身についてきたと思います。(この「感覚」がとても分かりやすく説明されている本をお役立ちアイテムで紹介します)
さらに、DVDで何度となく聞いた/字幕で見た台詞をふと思い出して、「あのシチュエーションでこう言ってた!」というストックが増えるにつれて、「ここであの表現が使えるかも」「同じことが言いたいから、この前置詞かも」とピンとくることが増えました。英語の勉強に音楽や映画が有効だと言うのは、難しい定義づけじゃなくてシチュエーションがあるからじゃないかな?と思います。ケンカのシーンで使う言葉、嬉しくて舞い上がっている時に出てくる言葉、悲しい時に使う表現、ビックリした時に口からこぼれる単語。
例文だけを抜き出すのではなく、前後のつながりや人の感情などひっくるめてトータルで判断するから「暗記」じゃなくなって、助動詞の使い方や学校で習わない表現、単語そのものの持つ意味など無理なく脳みそに蓄積されていくようです。まぁ、感覚じゃなくてやっぱり論理的にきちんと意味を理解することは大切なのですが、文節に区切って「which以下が説明するものは〜」なんてことばっかりやってても、壊れ行く脳細胞には効き目がない!
リスニングに関しても、やっぱり習うより慣れろだと思います。alexの場合、リスニングもある日突然扉が開けました。あれは「トゥモロー・ネバー・ダイ(007)」、かっちょいいジェイムズ・ボンドがお気に入りでレンタルビデオを繰り返し再生していた時でした。ストーリーはもう頭に入っていたので部屋の掃除をしながらビデオを再生していて、画面(字幕)を全く見ていなかったのに、あるジェイムズ・ボンドの台詞が丸々一文、くっきりはっきり聞こえました。そう、紙に書き取れるくらいしっかりと。
慌てて巻き戻し、耳をダンボにしてももう一度聞きながら字幕を確認。聞こえた英文と同じことを意味する字幕がついていました。「聞こえたっ!聞き取れたっ!」とalexが飛び上がって喜んだのは言うまでもありません(笑)ダ〜ッと話してるのを聞き取るのは難しい。でも、無理に聞こうとしなくても、ガンガン聞いていればいつの間にか脳みそに回路が出来上がるんだなぁ〜としみじみと思いました。
聞いたことのある単語を拾えるか拾えないか、からヒトカタマリの文節が聞こえるようになり、ほとんど聞こえない前置詞や冠詞までなんとなく拾えるように。とはいえ、ボキャブラリーがないと聞こえた音がどんな単語なのかが分からないので、聞こえた音が文章にならないのは今でも普通にあることです(苦笑)。英語と米語の大きな違いやスコットランド英語のように強力なアクセントがあるものなど、なかなか一筋縄ではいかないものは多いですし、スラングやalexの脳みそに入っていない単語・表現などまだまだ山のようにあります。でも、2時間の映画でほんの2〜3文でも聞き取れたらそれだけで嬉しがるalexには、今まで「○△%$#」と聞こえていたものが大きな単語だけでも分かるようになっていくという目に見える結果がとっても有効なようです。
昨日より今日、今日より明日、公開間近の映画で、届いたDVDで。まだまだ字幕なしの作品を100%理解するには程遠いalexの脳みそですが、「好きこそものの上手なれ」はまさしく自分のことだな〜と思います。でも、これでOKなんてラインはないので日々勉強&日々落ち込みですけれど(^_^;
気がつけば、当初の野望「いつか仕事で使えるようにもなりたい」が叶えられていました。とりあえず確認をかねて受けたTOEICのスコアがモノを言って、今の職場は外資系。日本支社のシステムではなく世界的なシステムを使う仕事なので、重要な業務連絡は全て英語で、急ぎだと英文チャットが始まります。時間をかけて書けるメールはともかく、リアルタイムの文字会話は早くレスしなきゃというプレッシャーでなかなかスリリングです(^_^; IT英語なのでビジネス英語とは少し違いますし、実際に話す機会はほとんどありませんが、英語を使う機会は格段に増えました。
まだまだ単語力は弱いし、文法も穴だらけだし、リベリオンのカート・ウィマー監督みたいに込み入った(?)英語を使われると付いていけずに助けてもらわなければなりませんが、ひとまずTOEICスコア900台を目指して頑張っています。TOEICのスコアはあくまでも目安、実際の英語力と比例はしないんですけれどね(笑) Gerryちゃんやコリンなどのインタビュー記事が苦労なく読める日を目指して!
ついでにGerryちゃんやSharpeシリーズの強烈アクセントにもビビらなくなりたい!クリスチャンのモゴモゴ台詞にもコリンの上流階級英語にもデヴィハムの豪州英語にもついていきたい!そんな日は近いのかっ?!
以上、管理人alexの英語史でした。 お恥ずかしいことながら、この程度の英語力ですのでサイト内で激しく間違ったことを叫んでいるやもしれません。あまりにも激しい間違い/勘違いを発見されましたら、「もしもし?」と突っ込んでやっていただけますと喜びますm(__)m
